おまえが俺の馬券守護神だったことなんてねーじゃん。目を細めて言う水上にああ痛いところつくなあと思った。今度は行くつもりだよ。調子もいいんだ。そー言うと水上は嫌そうに顔を背けたのだ。オメーが調子いーんじゃ、俺には験が悪いっつーの。マイルチャンピオンシップ2015予想は当てるなよ。
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同時期に血統派の代表になったことのない二人とかもいいなあ、と。いや一度位は…とも思うんですがー。でも実際こーいう会話はしないと思うんですよね。いや。睦言ではいーそうなんですけど、つーかこれ睦言です。

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「ちーがーうっつーてんだろっ」
威勢がいいのは語調のみで、水上は疲れたように寝台に腰をおろし壁に背を預けた。目蓋にかかる前髪をうっとうしそうに掻き上げる。何度切れと言っても彼が自分の言を聞き入れたことはなかった。
「ちがうんだ?」
「そー言ってる」
息をついて渋沢は水上の上体を引き寄せて抱き込んだ。重い…、水上の不機嫌そうな声が聞こえたが、彼は押しのけたりせずに、渋沢のするがままにさせていた。
「信じてもいい?」
「どっちでも…」
好きにしろよ、少し疲れた溜め息混じりの声は、抱いている時の水上を連想させて、どきりとした。
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ステレオタイプ…(ぼそり)